30年以上も個別指導による進学塾「学進会」で塾長として塾生たちの学力を伸ばし続けてきた池浦正孝と、その仲間達で綴る「ガリ勉礼賛」の毎日。いまこそ、ガリ勉が必要だ! という、その指導法とは?
中高の6年間
どうも、Pです。

今日は、僕の通っていたある名門中高一貫校における平均的な人間の6年間の過ごし方について述べます。

中学1年
みんなもう行きたい大学にさえも受かった気でいます。エスカレーター式みたいなもんだと思ってます。
また、入試トークや小学校の頃の塾トークが盛んです。
「俺入試で算数1問しか解いてないけど受かったよ」とか「俺小6の模試で国語の偏差値40切ってたけど受かったよ」とか。
ぶっちゃけ人のそんな話聞いてもウザいだけです(笑)。

中学2年
みんな勉強しません。
でも成績がいいと年度末に5000円とか3000円とかがもらえます。
それをねらう人はとりあえず定期テストの前は一夜漬けでがんばります。
部活に入った人は部活をがんばります。アキバに行く人はアキバに行きます。

中学3年
みんな勉強しません。
留年する人が2~3人います。
でもテストはクソ簡単です。留年とか信じられません。もはやテスト自体を受けてないとしか考えられません(笑)。
あとみんな「勉強してないけどテストの点がいいキャラ」をめざそうとします。
先輩に過去問をもらったり友達のノートのコピーをしたり。


高校1年
実力模試が始まります。
ようやくみんな100人しか行きたい大学にいけないことに気づきます。
しかも中学からだと60人くらいしかいけません。だって新高が入ってきますから。
300人中60人です。5分の1です。意外と狭き門です。
旧高はちょっとずつ焦ります。
新高のみなさんは毎日コツコツと頑張っていらっしゃいます。

高校2年
たいていの人が塾に行き出します。
そして、塾でまわりの人のレベルの高さを知ります。
いかに自分がこれまでサボってたかを自覚します。
でもまだ本腰いれません。
中には「ドラゴン桜式」とかほざいて「入試の半年前までは勉強はしない!」とかいってる人もいます。

高校3年
5月に運動会があります。
4月は運動会に全てをささげるので勉強できません。
運動会が終わっても、打ち上げやら反省会やら引継ぎやらで、なかなか勉強できません。
8月ごろになってやっとみんな真剣に勉強に取り組み始めます。
みんな中学受験の頃の栄光を取り戻そうと必死こきます。
「今さら遅いんじゃないか?」という不安と死に物狂いでたたかいます。
そしてこの時期に急上昇できた人はギリギリセーフで現役合格、ちょっとしか伸びなかった人は1浪、2浪、n浪・・・という結果が待ち受けています。



さて、ざっと述べてきましたが、これはあくまでも平均点ぐらいの人の過ごし方です。上位50人ぐらいまでの方は、中学入学時から向学心に燃え、毎日コツコツと知識を蓄え、大学受験期には余裕でどこの大学にでも合格できるほどの実力を身につけています。

まあでもやっぱり平均点ぐらいの人はこんな感じです。でも平均点じゃ行きたい大学には行けないんです。あくまでも行けるのは100人、上位4分の1です。まあ中1から高2までのだらけっぷりを見る限り、平均点ぐらいの人がいけないのも当然な気がしますが・・・。

ここで問題なのは、多くの人が入学してから中3ぐらいまで、「俺はこの学校にいるんだから大学受験も何とかなるだろう」と勘違いしていることです。いくら名門といっても、受かる人数は限られていることを知りません。

ちなみに僕も「何とかなるさ」ムードで上に書いたような生活を送ってきたひとりです。この事をもっと早くから知っていたら、もっと計画的に勉強していたのに、と思います。

読者のみなさんの中に、名門進学校に行かれる方がいたら、ぜひともこの点には注意していただきたいものです。